動画の収録に慣れてきて、そろそろ音を良くしたいという人が行き着く先。
1つがピンマイクなんじゃないかなぁと思います(コンデンサーマイク勢もいる)。
僕がピンマイクを導入し始めたのは5年くらい前、エンタメの番組で移動激しいので導入したい、という要望から取り入れ始めました。
色々買ったり失敗した事もあり、思い出と共に書いていこうと思います!
ライブ配信の始め方はこちら!
ワイヤレスピンマイクの選ぶポイント
ピンマイクを選ぶ時、どこを重視すればいいかわからないと思います。
値段が大きく変わるし、かといって失敗はしたくないし……。
僕も色々買って失敗したりしました。
- 値段・価格
- ノイズ
- 携帯性
検討したくなるポイントはたくさんあるのですが、
初心者はずばり、これらのポイントで選ぶと良いと思います。
指向性などマイク自体の説明は下記のページにも書きましたので、参考にしてみてください。
この記事ではワイヤレスピンマイクの特性・比較に注目して記事を書きます。
値段・価格
ワイヤレスピンマイクは値段もピンキリで安いものだと2万円。
業務用機になると70万円を越えるものも。
壊れた時の交換や、他の機材を揃えることも考えるとできるだけ安い設備で揃えたい。
流石に70万は出せないけど、良いものはほしいですよね。
ノイズ
ワイヤレスピンマイクは機種によってノイズの入り具合がかなり違います。
少しのノイズなら気にならないですが、耐えられないノイズになる事も多くて。
僕も世の中のレビューを見て「言うほどでもないだろう」と購入したものの、現場では使えない事も多々ありました。
ノイズも砂嵐っぽい音、家電の電磁気をキャッチして出る音、ガリガリした音を体験すると思います。
初心者だとこれらのノイズを聞いて何が原因かを突き止めるのは難しく、また突き止めてる時間が他のトラブルを生んでしまうので、できるだけこうした不具合がない機材を選びたいですよね。
携帯性
ワイヤレスピンマイクは送信機と受信機がセットになっています。
送信機とマイクが接続出されいる事が多く、携帯性が悪いと演者のパフォーマンスに影響がでます。
例えば、ゲームをした時に受信機が邪魔で動きにくい。
受信機を落としてしまって番組のテンポが悪くなるといった自体が予想されます。
自由に動けて取り回しの良い機材に。
できるだけ煩わしさは無くしたいですよね。
SONY UWP-D21とRODE Wireless Goについて
SONY UWP-D21
SONY UWP-D21は定番のワイヤレスシステム。
詳しくは送信機:UTX-B40と受信機:URX-P40のセットがUWP-D21の品番になっています。
当時は低価格で小型かつ安定したワイヤレスシステムを実現させています。
ハイカットフィルターやリミッターも内蔵しており、収録時のミスを最大限に排除させる事もできる点。
ライン入力やモニター出力など拡張性が高い事も特徴で、定番になるのも頷けます。
注目を浴びたRODE Wireless Go
RODE Wireless Goは2019年9月に発売された比較的新しいモデルです。
送信機と受信機の2つセットですが、受信機はマイクにもなり、風などのノイズをカットするファーも付いています。
クリップ式のマイクは別売り。
安価ながら、軽量かつクリアな音質が話題を呼びました。
なおペアリングは送信機と受信機のボタンを同士押しする事で完了します。
(マニュアルやwebに情報がなかったので情報提供)
2つのピンマイクどちらがおすすめ?
https://twitter.com/yawarakayyman/status/1179022799446269953?s=20
結論から書くとRODEのWireless Goをおすすめします。
この商品は価格、ノイズ、携帯性ともにパーフェクトではと思っています。
低価格に加え、音はクリア。
送信機と受信機を合わせてもポケットに入る大きさです。
USB-Cの給電・充電できるのもポイント。
電池が無くてコンビニに走る心配もありません。
値段もWIreless GoだとUWP-D21の半分で重量も約1/12です。
比較として表にまとめてみました。
価格 | |
---|---|
RODE Wireless Go | 約25,739円 |
SONY UWP-D21 | 約64,133円 |
重さ | |
RODE Wireless Go | 62g |
SONY UWP-D21 | 848g |
給電方法 | |
RODE Wireless Go | USB-C |
SONY UWP-D21 | 単三電池 |
ラベリアマイク | |
RODE Wireless Go | 別途(約9,291円) |
SONY UWP-D21 | 付属 |
付属品の接続端子 | |
RODE Wireless Go | ステレオミニプラグ |
SONY UWP-D21 | キャノン |
RODE Wireless GoにはないSONY UWP-D21の利点
- ライン入力対応
- オートゲイン
- モニタリングヘッドホン端子
様々な有利な機能があるんですが主に挙げるとしたら、この3つが気になるところです。
Wireless Goではこれらがないので、ミキサーを噛ませたりする必要があり、シンプルな動画収録の際には少し取り回しが悪かったりします。
初心者の時にありがちなのは録音メーターだけ見て、針が触れてる→録音できてる→できたものを見たらノイズだったみたいな現象も時々あります。
そんな危ないトラブルも、モニターできる端子があると防ぐことができます。
可能なら欲しい装備ですよね……!
安いワイヤレスピンマイクは使える?
以前、緊急でピンマイクを複数揃える必要があり、3万円くらいの安いワイヤレスシステムを購入してみました。
正直、使えませんでした!
ノイズが酷くて、コンディションが良ければ問題ないんですが、悪いと聞けたもんじゃない。
このコンディションの乱れ、波があるのもちょっと難しいところではあります。
この商品の場合は電波が通る位置に送信機を置くところを見つけるのが大変でしたね。。
ライブ配信に最適なワイヤレス ピンマイクは?
https://twitter.com/yawarakayyman/status/1178285318593638400?s=20
僕の結論ではラベリアマイクを付けたWireless Go一択です。
やはりSONY UWP-D21は重さが難点で、企画もののライブ配信では特に大事になってきます。
結構、受信機が落ちてしまって番組のテンポが悪くなってしまうので、軽くて複数購入するとこの結論になるかなぁと。
予算が豊富にあるなら、SONY UWP-D21の選択肢も勿論、アリです!
(しかしお高い><)
まとめ:YouTube もWireless Goで足りる。もう一歩いきたいならSONY UWP-D21
安いピンマイクも含めて、比較の記事を書いてみました。
個人的には大体のことはRODE Wireless Goで足りるかなと思っています。
2組購入して現場を回しているんですが必要な現場が出てきたら3組目も買おうかなと思っています。
今は問題なく使えてるんですが、ペアリング方法がどんなシステム(周波数帯を合わせてるとは思うんですがどういう技術)を使ってペアリングしているかわからなくて、10台とか使った時に大丈夫か……だけ心配していたりします。
ちなみにどちらのワイヤレスピンマイクもシンクボタンを押す事でペアリングが可能です。空いている周波数を検知して簡単設定してくれるのはありがたいですよね。