今、スイッチャーたくさんありますよね。
僕がライブ配信でスイッチャーを導入し始めたのは10年くらい前、会社の仕事で触ったのが出会いでした。
色々買ったり失敗して渡り歩いて、最近は固まってきました。
手に入りやすい民生機に絞って思い出と共に書いていこうと思います!
ライブ配信の始め方はこちら!
スイッチャーを選ぶポイント
スイッチャーを選ぶ時、どこを重視すればいいかわからないと思います。
値段も大きく変わるし、違いもわかりにくいし、失敗はしたくないし……。
僕も色々買って失敗したりしました。
- 値段・価格
- 機能
- 携帯性
検討したくなるポイントはたくさんあるのですが、
初心者はずばり、これらのポイントで選ぶと良いと思います。
LiveWedge、GO:LIVECAST、VR-1、ATEM mini、についてはそれぞれの記事も書いてるので参考にしてみてください。他のスイッチャーは追って記事を書いていきます……!
この記事ではスイッチャーの特性・比較に注目して記事を書きます。
Cerevo LiveWedge レビュー
Roland GO:LIVECAST レビュー
Rolan VR-1レビュー
ATEM miniレビュー
スイッチャーの選び方
- 値段・価格
- 機能
- 携帯性
僕の選ぶ時のポイントはこちら。
値段・価格
スイッチャーは10万円以下で買えるものから30万円以上のものまで様々。
業務用機になると100万円を越えるものは珍しくはありません。
壊れた時の交換、他の機材を揃えることも考えるとできるだけ安い設備で揃えたいですよね。
スイッチャーはゴツくてカッコいいけど配信クオリティへの影響は6割くらいかなと僕は思っています。
勿論、配信する内容にもよるけど。
機能
スイッチャーは機種によってできることが少し変わります。
画面の切り替え、ワイプ(Pisture in Picture)はデフォルトで搭載されてる事が多いですね。
違いは・・・
-
- クロマキーの有無
- オーディオミキサーの有無
- ビデオキャプチャー/エンコード機能の有無
- 配信機能の有無
その他
とかかなぁと。
- クロマキーは天気やゲーム配信で見かける画像合成です。
- 演者がグリーンバックの背景で話すと他の画像や動画と合成できるアレですね。
- オーディオミキサーは直接マイクを突っ込んで調整できるか。
- ビデオキャプチャーはPCにUSBやタイプCケーブルを挿してwebカメラとして認識させる事ができるか。
- 配信機能はPCなしで配信できるか。
簡単に書くとこういう違いがあります。
それぞれの機能に対して、やりやすい/やりにくいもあってそこもまたスイッチャーの個性になっています。
携帯性/操作性
機材を多く持ち込む事になるライブ配信現場は携帯性も大きなポイント。
人手や車があるなら大きく多機能なものを持って行ってもいいかもしれないし、手が塞がってしまうのなら小型のものを選ぶ選択肢もあります。
配信スタイルによって適正なものを選ぶ事が大事です。
ケース1:個人的な配信。1台でほぼ完結させたい。
自分一人のコンテンツや小規模な配信。状況があまり変わらないのであれば優秀なATEM mini。
BlackmagicDesign ATEM mini
BlackmagicdesignのATEM miniは小型安価ながらも多機能な機能を備えたライブスイッチャーです。
P in P、オーディオミキサー、ディレイシンク、クロマキー、Stilセット(静止画像のマウント)といった基礎的な機能を兼ね備えています。
ラインナップも豊富で、PCがなくても配信できるATEM mini Pro
入力したカメラソースを録画できるATEM mini ISO
各ラインナップの中で、細かな機能の違いはありますが大きな違いはここでしょう。
難点は音声の入力がステレオミニという事。
ノイズや抜けやすさの問題、音質面で不安があります。。
ケース2:環境が変わる場所で使用するならRoland
今回の会場はライブハウス。次は会議室……といった変化が大きく変わる時は様々な入力端子や出力ができると強いです。Roland製品が強いので紹介させていただきます。
Roland VR-1 HD
VR-1はキャノン端子、RCA端子を備え、フェーダーも装備しているオーディオも映像も入力できるスイッチャーです。
接続入力ソースが少ない事が難点ではありますが、配信する場所がころころ変わる状況なら、これ一台を持っていけば割と安心できます。
突然のエコーをかけたい、ボイスチェンジャーしたいといった要望にも応える事ができるので安心して現場に望む事ができます。
オーディオ部分もAUXアウトとかあるんですよ、このスイッチャー。最強すぎる。
AUXアウトのあるミキサーと3chスイッチャーを別々で買ったらこの値段を大きく超えちゃいます。それがこの値段。
あとデザインがめちゃくちゃ良いですよね。
Roland VR-4HD
VR-4 HDはかつての名機、VR-3を現代版にグレードアップしたオーディオミキサー内臓の4chスイッチャー(映像ミキサー)です。
豊富なHDMI入力、タッチパネルによる選択可能。
配信クオリティに直結する、スイッチングボタンとフェーダーは使いやすい素材と構造。
低価格帯の商品はボタンがヘニョとして押しにくいんですがしっかり押せるボタンになっています。
VR-1 HDにはないマルチビューのモニターアウトも内蔵しているため、各映像ソースがどんな画になっているか確認する事ができます。
もちろん、内蔵モニターでも確認が可能。
予算に余裕があるならこのケースでは一択です。
ケース3:配信しながら録画したい
後からダイジェストを作成したい、見返せるようにしたいという時はスイッチャー側で録画できると便利です。
Cerevo LiveWedge
低価格かつ携帯性の良いCerevo LiveWedge。
国産の強みを活かした頑丈さが売り(だと思ってます)。
録画中はマルチビューが使えない欠点はありますが、ハード上のボタンでスイッチングは可能です。
BlackmagicDesign ATEM mini ISO
ATEM miniの種類の中でもISOは入力している映像ソースの音、映像を別々に記録する事ができます。
これにより後からの編集が楽になり、配信とは全く別な動画を作成する事ができます。
今までは機材を揃えるか、各映像ソースで録画をしなければならなかったのに、これ一台で済んでしまうのは恐るべしBlackmagicDesign。。
ケース4:とにかく安く配信がしたい!
BlackmagicDesign ATEM mini
基礎的な機能を備えつつ、5万円以下。
そして小型。
Cerevo LiveWedge
Cerevo LiveWedgeも基礎的な機能を備え、PCレスで配信できるのも大きなポイント。
また録画ができるのも大きく嬉しいポイントです。
携帯性ではATEM miniに一歩譲りますが機能面では良い戦いになりそうです。
最も、ATEM mini Proとの争いでATEM mini Proを選ぶ人が多いかもというところもあるのですが・・・
目的に合わせて選ぼう:僕はこう使いこなしてます
普段、どんな配信が多いか。増やしていきたいか。
それによって選ぶと良いと思います。
メーカーの宣伝文だけでなく、しっかり機材のバックパネルをチェックして入出力のチェック。
機能のチェックをする事!
買ってから使える端子がなかった……だと追加機材を買う必要が出てきたりします。
今回は端折りましたが、プロの現場に混ざったり他社様と仕事をする際にはSDIを使いこなすのも必須になります。
僕の場合は案件が小さく会場の情報が一切ない場合はVR-1HDを。
大きな場合はここにはないんですがBlackmagicDesighn Television Studio HDやRoland V-8を持ち出します。(この2点についてはまた解説しようと思いますが、ちょっと扱いにくいところもあるなと思うので今回は省かせていただきました。これらは2台目からで良いと思います)
大事なのはどんな現場でどのスイッチャーを選んで何の機材でカバーするかという事。
正解はないので自分が使いやすい、所持しててテンションの高くなる商品を持つと楽しいと思います!