- カメラを使ってライブ配信を始めてみたい…
- ライブ配信に合ったカメラの選び方が分からない…
- ライブ配信におすすめのカメラを知りたい…
ライブ配信はスマホで手軽に始められますが、より高画質な映像で配信をしたいなら「WEBカメラ」で撮影するのがおすすめです。
しかし、一口にWEBカメラといっても多くの種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いと思います。
こんにちは、やわらかゆーすけです。
私は仕事として大手企業や有名YouTuberのライブ配信なども、数多く担当しています。この記事ではそんなライブ配信のプロである私の経験に基づいて、視聴者を増やすコツを解説します。
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そこで今回は、カメラの選び方とライブ配信におすすめのWEBカメラを詳しく紹介します。
この記事を参考にすれば、あなたにピッタリのWEBカメラが見つかりますよ。
WEBカメラとは?
WEBカメラとは、YouTubeやSHOWROOMなどのプラットフォームで生配信できるカメラのこと。使い方は簡単で、Wi-Fiなどでインターネットに繋がれたPCに接続して撮影するだけです。
撮影した映像は自動的にパソコンへ保存されるため、ビデオカメラのようにデータを取り込む手間がありません。
映像を編集したい場合でも取り込む必要もなく、すぐに作業へ取りかかれます。
高画質でライブ配信できる
WEBカメラをパソコンに取り付ければ、YouTubeや17Liveなどの動画配信サービスで、簡単かつ高画質でライブ配信できます。ノートパソコンにもカメラが内蔵されていますが、パソコン内蔵のカメラの画質は悪いことが多いです。
高画質でライブ配信すれば美肌に見せることもでき、視聴者に良い印象を与えます。しかし、画質の悪いライブ配信では、自分の良さを上手くアピールできません。
ライブ配信の映像を高画質にしたい場合、機材の一つにWEBカメラ持っておくと便利です。
複数人でライブ配信できる
パソコンの内蔵カメラでは映す範囲も狭いため、多人数を同時に映すことができません。しかし、WEBカメラの場合、広角で撮影できるので、複数人での撮影も可能です。
一人でライブ配信をする場合は広角の必要はありませんが、グループで配信したい場合には、WEBカメラがおすすめです。
ビデオ通話やWEB会議もできる
WEBカメラはライブ配信だけでなく、オンライン飲み会や学校や会社の打ち合せにも使用できます。高画質でこちらの表情が伝わりやすいので、上手くコミュニケーションすることが可能です。
WEBカメラはライブ配信だけでなく、幅広い用途で活躍します。
ライブ配信に使うWEBカメラの選び方
WEBカメラにはたくさんの種類があり、どのような基準で選べばいいのか迷う方も多いと思います。
ここからは、ライブ配信用のWEBカメラを選ぶ方法を紹介します。
- 設置タイプで選ぶ
- 画質で選ぶ
- 画角で選ぶ
- 最短撮影距離で選ぶ
- フレームレートで選ぶ
- 内蔵マイクで選ぶ
- 機能性で選ぶ
設置タイプを選ぶ
WEBカメラの設置タイプは、大きく分けて2種類あります。
- クリップタイプ
- スタンドタイプ
クリップタイプ
クリップタイプは、パソコンのディスプレイやモニターに挟んで固定するため、手軽に設置できることがメリットです。
また、折りたためてコンパクトに収納できるタイプもあります。手軽にカメラを持ち運べるため、外出先でライブ配信をしたいときに便利です。
外の撮影も考えているなら、クリップタイプを選びましょう。
スタンドタイプ
一方、スタンドタイプは、パソコンの横に立てて使うため、安定した撮影ができます。クリップタイプよりも画角が広いものが多いため、大人数で撮影したいときや広い範囲を撮影したいときに便利です。
また、スタンドタイプは手元を映せます。絵を描いているところや楽器を弾いているところなど、手元を配信したい方にもおすすめです。
»【初心者向け】ライブ配信の始め方を解説
外に持ち運べるのはクリップタイプ、グループで配信するなら画角の広いスタンドタイプを選びましょう。
画質で選ぶ
ライブ配信や動画投稿でWEBカメラを使用する場合は、1080p(フルHD)に対応した高画質のモデルを選びましょう。画質が悪いと配信者の表情がはっきり映らず、面白さが半減します。
WEBカメラの画質は、画素数と解像度が大きくなるほど良いです。具体的には、200〜300万画素以上のカメラを選ぶと、細部まで鮮明に映せます。
WEBカメラの解像度は720p〜1080pが主流ですが、よりクリアな映像を届けるために、1080p(フルHD)に対応したモデルがおすすめです。
»ライブ配信におすすめ照明と選び方
解像度1080p(フルHD)、画質は200〜300万画素以上のカメラがおすすめ!
画角で選ぶ
複数人でライブ配信する場合は、画角にも注目しましょう。画角の狭いWEBカメラでは、多人数を映せません。
一般的なWEBカメラで撮影できる範囲は65〜75度前後ですが、広角カメラを使えば90〜120度前後まで映せます。グループでライブ配信を行う場合は、画角の広いWEBカメラを選びましょう。
しかし、一人の場合など、画角を狭くしたい場合は画角にこだわる必要はありません。
最短撮影距離で選ぶ
手元にあるものを移す機会がある場合、最短撮影距離も大切です。最短撮影距離が遠いと、WEBカメラの近くで撮影した時にピンボケします。
被写体にピントを合わせられるもっとも近い距離のこと。
WEBカメラには、最短撮影距離が近いものだと3〜10cmのモデルが存在ます。しかし、近距離で撮影しない場合は、30cm程度でも十分です。
ライブ配信のスタイルによって違うので、カメラと被写体の距離を実際に計ってみてください。
また、オートフォーカス機能を搭載したWEBカメラであれば、自動でピントを合わせてくれます。近くで撮影しても、常に綺麗な映像でライブ配信が可能です。
フレームレートで選ぶ
録画やライブ配信をする場合は、配信をするサービス(YouTubeやSHOWROOM)の推奨する「フレームレート(fps)」に合わせます。
1秒間に何枚の画像を出力できるかを示す数値です。フレームレートの数値が高いほど、カクツキが少なく滑らかな映像を撮影できます。
例えば、YouTubeやSHOWROOMが推奨するフレームレートは以下の通りです。
サービス | 推奨フレームレート |
---|---|
YouTube | 24fps〜60fps |
SHOWROOM | 30fps |
ちなみに、地デジ放送のフレームレートは30fps(厳密には29.97fps)となっています。
スポーツの激しい動きなど、より繊細な動きまで撮影したい場合は、60fps程度のモデルがおすすめです。ただし、フレームレートが高すぎると、動画の容量が大きくなりアップロードに時間がかかってしまうため、動画をスムーズに再生できない可能性があります。
トーク・歌がメインの場合やFacerigなどを使ったVTuberのライブ配信なら、30fpsあれば十分ですね。
内蔵マイクで選ぶ
ライブ配信をする際は、マイクが内蔵されたWEBカメラもおすすめです。別途マイクは不要なので、カメラを設置するだけでライブ配信をすぐに始められます。
また、周囲の環境音や騒音が気になる場合は、「ノイズキャンセリング機能」が付いているタイプを選びましょう。ノイズキャンセリング機能が付いていると、マイクに入る雑音を抑えることが可能です。
よりクリアな音声でライブ配信を行うことができます。
カメラの内臓マイクでもライブ配信は可能ですが、音がこもりやすいことがあります。
ライブ配信では「映像」と同じくらい「音」も重要。別々にそろえたほうがファンも付きやすいです。
»ライブ配信におすすめのマイクと選び方
機能性で選ぶ
WEBカメラは、商品によって様々な機能が搭載されています。ライブ配信のコンセプトによって、便利な機能を搭載しているWEBカメラを選びましょう。
例えば、夜間撮影モード機能が搭載されていれば、暗い場所でのライブ配信でも綺麗に映せます。
用途に合った機能を選べば、ライブ配信のクオリティをあげることが可能です。
ライブ配信に使うWEBカメラのおすすめメーカー
WEBカメラは、様々なメーカーから発売されています。しかし、どのメーカーのWEBカメラを選べばいいのかわかりませんよね。
ここでは、とくにおすすめするメーカーを4つ紹介します。
- ELECOM(エレコム)
- Logicool(ロジクール)
- PLANEX(プラネックス)
- BUFFALO (バッファロー)
ELECOM(エレコム)
エレコムは、低価格で手の出しやすいモデルから、ハイスペックなモデルまでラインナップしています。画素数も、100万画素から800万画素まで幅広いです。
デザインがシンプルなので、ビジネスシーンでも活躍します。
Logicool(ロジクール)
パソコン周辺機器を販売するロジクールは、4K Ultra HDやデュアルマイクなどのハイクオリティなWEBカメラをラインナップしています。高速ストリーミングも可能で、ライブ配信に最適です。
手軽に購入できるモデルも多く、コスパの高いメーカーです。
SANWA SUPPLY(サンワサプライ)
サンワサプライは、多機能なWEBカメラを豊富にラインナップ。広角カメラやノイズキャンセル機能など、ライブ配信に合った特徴のWEBカメラを選べます。
低価格なモデルもあるので、初心者からベテランまで幅広い層におすすめです。
BUFFALO (バッファロー)
パソコン周辺機器を販売するメーカー・バッファローは、低価格ながら性能の高いWEBカメラをラインナップしています。手軽に購入できるので、ライブ配信初心者にもおすすめです。
スペックは決して高くないものの、ライブ配信に必要な機能は備わっています。
ライブ配信におすすめのWEBカメラ|クリップタイプ
ここからは、コンパクトで持ち運びにも便利な、クリップタイプのWEBカメラを紹介します。今回は、とくにおすすめのものを3つ厳選しました。
中でもおすすめは、「Logicool(ロジクール) C980OW」です。
Logicool(ロジクール) C980OW
クリップタイプのカメラで、動きながら撮影もできるオートフォーカス付き。FullHD(1080p)でフレームレートは60fpsなので、スポーツなどを撮影するのにも適しています。
ロジクールのC980OWは、「動画にこだわりたい」「より繊細な動きを映したい」人におすすめです。
また縦方向の撮影もできるので、「YouTube」「Twitch」「Facebook Live」などのストリーミングも可能。三脚に取り付けもでき、必要に応じてスタンドタイプとしても使えます。
商品名 | C980OW |
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設置タイプ | クリップタイプ |
解像度 | 1080p |
最大フレームレート | 60fps |
画角 | 78度 |
Logicool(ロジクール) BRIO C1000eR
4Kカメラを搭載し、鮮明な映像でライブ配信できるWEBカメラです。HDRに対応しているので、様々な照明環境でも美しい色彩で撮影できます。
やや価格は高いものの、クオリティの高さは間違いありません。
高画質でライブ配信したい人におすすめです。
商品名 | C1000eR |
---|---|
設置タイプ | クリップタイプ |
解像度 | 4K |
最大フレームレート | 90fps |
画角 | 90度 |
Logicool(ロジクール) C270m
ロジクールのWEBカメラの中でも、お手頃価格で購入できるWEBカメラです。ややスペックは落ちますが、1万円程度で購入できます。
安いとはいえ、ライブ配信するには十分な機能を備えています。
初めてのライブ配信や、お金をかけずにライブ配信したい人におすすめです。
商品名 | C270m |
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設置タイプ | クリップタイプ |
解像度 | 720p |
最大フレームレート | 30fps |
画角 | 60度 |
ライブ配信におすすめのWEBカメラ|スタンドタイプ
次に、好きな場所に置けるスタンドタイプのWEBカメラを紹介します。今回紹介するのは、とくに人気のある2つのWEBカメラです。
Microsoft(マイクロソフト) LifeCam Studio for Business
最短10cmから、限りなく遠くの距離までオートフォーカスできるWEBカメラです。どんな距離でもピンボケせず、綺麗な映像でライブ配信できます。
テーブルにそのまま立てることもできますが、三脚にも対応しています。
場所を選ばず、幅広いシーンで活躍するWEBカメラです。
商品名 | LifeCam Studio for Business |
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設置タイプ | スタンドタイプ |
解像度 | 1080p |
最大フレームレート | 30fps |
画角 | 約75度 |
SANWA SUPPLY(サンワサプライ)CMS-V47BK
コンパクトながら、WEBカメラにマイク内蔵・スピーカー内蔵の便利なアイテムです。105度の広角で、多人数でのライブ配信に向いています。
また、フルHDの高画質なので、美しい映像を届けることが可能です。
配線が1本で済むので、スペースの節約にも繋がります。
商品名 | CMS-V47BK |
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設置タイプ | スタンドタイプ |
解像度 | 1080p |
最大フレームレート | 30fps |
画角 | 105度 |
ライブ配信におすすめのWEBカメラ|両用タイプ
最後に、クリップ・スタンド両用のWEBカメラを4つ紹介します。両用タイプは、どちらの設置タイプか迷っている人や、シーンを選ばずライブ配信する人におすすめです。
とくにおすすめは、「AI Webcam Jupiter」と「ELECOM(エレコム)UCAM-C750FBBK」です。
AI Webcam Jupiter
2021年2月に発売の、AIが搭載された高スペックWEBカメラ。1080p(フルHD)に対応しており、画角は96度とかなり広めで、多人数のWEB会議でも使用できます。
ライバーの中でも注目のカメラです。
注目ポイントは、AIの自動フォーカス機能。人の動きをAIが認識し、話している人が全員映るように自動で調整します。
話しが終わると勝手にズームアウトしてくれるので、カメラ本体を動かす必要もありません。カメラを気にすることなく、配信に集中できます。
また、フリーソフト「eMeetLink」を使用することで、解像度や明るさなどを細かく設定することも可能。1人でのライブ配信はもちろん、友人との配信やコラボ配信にも対応したオールマイティなWEBカメラです。
≫eMeet公式サイト
最新のAI搭載で、より配信が盛り上がること間違いナシです!
商品名 | AI Webcam Jupiter |
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設置タイプ | 両用タイプ |
解像度 | 1080p |
最大フレームレート | 30fps |
画角 | 96度 |
ELECOM(エレコム)UCAM-C750FBBK
パソコンに繋ぐだけでかんたんに撮影ができ、手軽に始めたい人にぴったりなWEBカメラです。
「カメラの難しい設定はしたくない」「トーク配信から始めたい」という人には、エレコムのUCAM-C750FBBK。
価格に対するコスパもよく、動画は500万画素と高画質。もちろん、YouTubeライブやゲーム実況にも使えます。カメラを設置後、上下に位置を移動できるため、こだわりの高さから撮影できます。
商品名 | UCAM-C750FBBK |
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設置タイプ | 両用タイプ |
解像度 | 1944p |
最大フレームレート | 30fps |
画角 | 66度 |
Logicool(ロジクール) C922n
60fpsの高速フレームレートが特徴のWEBカメラです。遅延や歪みもなく、スムーズな映像を配信できます。
最大1080pの高画質モードでも撮影でき、美しい映像を届けることも可能です。オートフォーカス機能と光補正機能を搭載しているので、照明条件に左右されません。
リアクションが大切なジャンルや、ゲーム配信時にゲーマー自体を映す時におすすめです。
商品名 | C922n |
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設置タイプ | 両用タイプ |
解像度 | 1080p |
最大フレームレート | 60fps |
画角 | 78度 |
BUFFALO (バッファロー)BSW500MBK
最大120度の広角カメラが特徴的なWEBカメラです。多人数でのライブ配信や、WEB会議などに向いています。
映像をシャットアウトできるプライバシーシャッターが付いているので、見られたくない時や盗撮防止に便利です。
また、マイクが内蔵されているので、別途購入する必要はありません。
商品名 | C922n |
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設置タイプ | 両用タイプ |
解像度 | 1080p |
最大フレームレート | 30fps |
画角 | 120度 |
ライブ配信はWEBカメラがおすすめ
今回は、ライブ配信で使用するおすすめのWEBカメラと選び方を紹介しました。
自宅で安定した配信を行いたい場合は「スタンドタイプ」、外での配信も考えている場合は「クリップタイプ」を選びましょう。グループなど複数人で配信を行う場合は、広角タイプのカメラがおすすめです。
また、解像度は1080p(フルHD)、画素は200〜300万以上のカメラが選んでください。フレームレート(fps)は、数字が大きくなるほどカクつきはなくなりますが、データが重くなるので30fpsで十分です。
この記事で紹介した選び方を参考に、自分にぴったりなWEBカメラを見つけてください!